~カイルの小冒険その26~

「ありがとおおおお!甘い豆のお菓子なんて珍しいけどおいしいいいい!!」

女の人は、カイルが差し出した焼き菓子を一息に食べてしまいました。

「ふう、ようやく元気が出て来た。きみは命の恩人だわ。
何かお礼をするからお金がかからない願い事を言ってみて」

女の人がそう言ったので、とりあえずカイルは言いました。

「まず、口の周り拭いた方がいいと思います」

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