投稿者「Fuki Aizawa」のアーカイブ

~カイルの小冒険その36~

意味ありげな言葉にカイルが戸惑っていると、

「お戻り下さい、カイル様」
静かな声が響きました。
再度カイルが振り向くと、

長い漆黒の髪をした女の人が、同じ色の猫を抱えています。

「この夢は貴方のためのものではありません。さあ、こちらへ」

カイルがどうしようと思っていると、ぐにゃりと世界が歪みました。

~カイルの小冒険その35~

「あなたはだあれ?」

振り向くと、長い髪の少女が優しく微笑んでいました。
「ふふ、いらっしゃい小さなお客様」

「…だけど不思議ね。髪も目の色も全然違うのに、あの人にちょっぴり似ている気がするわ」

漫画版アークサイド序章ようやく完結

長らくお待たせしました。本当によーーーーやく漫画版の序章も完結しました。
いよいよ第一章もそんなに間をあけずに始められると思います。
今は漫画描くのが楽しいので。

見易さの点からセルシスが運営しているCLIPと言うサイトに漫画作品を移しました。
古い作品も順次移していく予定です。

~カイルの小冒険その34~

「・・・・・・えっ?!」

光がおさまった後の光景に、カイルはびっくりしました。
建物や男の人達がいなくなったどころか、ついさっきまで確かに月がきれいな夜だったはずなのに

今のカイルの頭の上には青い空と、吸血鬼の最大の弱点である太陽が燦々と輝いているのですから!
「あれ・・・?」
・・・でも、お日様を浴びても顔や手が焼け爛れたりなんてしません。
訳が分からず、カイルは広い草原の中にただ立ち尽くしました。

~カイルの小冒険その33~

「・・・そこにいるのは誰だい?」
気配を感じたのでしょうか、黒髪の人がこちらを向きました。

「きみは・・・」
「あなたは・・・!」

二人の視線が合った途端、カイルは眩い光に包まれました・・・・・・。

~カイルの小冒険その32~

「ラルク兄さん、待って下さい」

館からもう一人出てきました。

黒い瞳と、長く黒い髪。
そして黄金の髪の男の人を『ラルク兄さん』と呼んだその人は、何故だかどことなく懐かしい感じを覚えます。
この人は・・・・・・?

~カイルの小冒険その31~

「いたた・・・」
どうやらしばらく気を失っていたみたいです。
カイルはズキズキする頭をさすりながら起き上がりました。
ここはどこでしょう?
目の前には知らない建物があり、その庭に倒れていた様です。
その時、誰かがこちらへやって来る気配がしたので、咄嗟にカイルは傍の木の陰へ隠れました。
現れた細い影から金の光が舞いました。

長い黄金色の髪と・・・それと同じ色に輝く眼。
そして横顔でも吸い寄せられる美貌。
それはカイルのよく知っている人のものでした。
思わず飛び出して声をかけようとして、

エイプリルフール終了

一時は公開を危ぶんでいましたが、無事今年もエイプリルフールネタを開催することが出来ました。
ご来訪下さった方、拍手コメを下さった方、ありがとうございました!
来年こそは体験版を公開できると良いなぁ。

戴いた拍手コメで吹いたネタの絵。
彼女ならナイトメアにも屈しませんとも。

PCご臨終

四年ほど愛用してきたノートPCが、どうやっても起動しなくなったΣ(ノ°▽°)ノ
そろそろ買い替えたいなぁとは思ってたけど、何で今突然なのさ…。
ネットはiPhoneやタブレットがあるから何とかなるけど、創作は完全停止状態(‘A`)
エイプリルフール企画もムリポ。しくしくしく