カイルの小冒険43 コメントを残す 「じゃあ僕はこの辺で失礼します」 カイルは二頭に挨拶をして、くるりと背を向け、その場から走り出しました。 ところが、どうしたことか黒猫がついてくるではありませんか! 当然のなりゆきで、黒猫を追って狼までもが追いかけてきました! 子供とは言え、夜の吸血鬼です。 並の相手では追いつけない筈ですが、この二頭はタダモノでは無かったみたい。 余裕でついてきています。 「やっぱりおうちを出るんじゃ無かった…!」 今夜何度目かの後悔を噛みしめながら、カイルはひたすら森の中を駆け回りました。 クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)