「Rose of the night」プレイありがとうございました。
本作品は2007年に前編を公開したものの、後編の制作途中でHDDがクラッシュしてデータが吹っ飛びそのまま放置されていたものです。
当時はFLASH全盛で、自分も動きのある作品を作ってみたいと思い、短編を考えました。
後編のラルクとピーターが話すシルエットや主人公が十字架を掲げるシーンなど、細かいところでアニメーションで動く演出を頑張っていたのですが、それもバックアップを取らなかった自分の落ち度でパアorz
WEBで見られるADVを…!と言う思いで作り始めた作品を吉里吉里で作り直す気にもなれずずっと放置してきましたが、今回ブラウザ環境で作れる様になったので、7年越しに日の目を見ることが出来ました。
キャラデザも、イザベラは三つ編みだったしピーターは短髪だったけど大分変わったなぁ。
もしも待って下さった方がいらっしゃいましたらごめんなさい&ありがとうございます!
話について。
主人公がラルクの吸血シーンを見てしまって、後で再会して…と言うシーンをまず思いついた。
吸血鬼は薔薇が苦手って言うネタを前から使いたかった。
それを組み合わせたのが今回の話になります。
Roseなのに前編では薔薇のばの字も無く、お嬢様も出てこないのですが。
主人公とローズの過去の交流は敢えて描写していません。その辺りは脳内で保管して下さい。
自分が日常系描写を読むのが嫌なので…。
だってタルいんだもん。いいから本編!核心に進んで!!と思ってしまう短気人間なもので。
エンディングは、「お姫様とその従者は荊の奥で眠りにつきました」と年老いたイザベラが子供達に語って終わりと言うのを最初は考えていたけれど、ラルクがシェルを想うシーンがあった事から、急遽カイルが登場しました。
やっぱり弟が出るとお笑い成分が…。
まぁ当初のやつだとあっさりし過ぎてたから良かったかなと。
スマートフォンやタブレットの普及に伴って、前作の「Diary」に続き試行錯誤の試みですが如何でしたでしょうか。
ご意見ご感想お待ちしております。
それではまた、吸血鬼の旅路でお会い出来ます様に。
2014/12/30 藍澤風樹
【追記】(2015/01/06)
戴いたご感想で、私と同じ違和感を感じた方がいらっしゃったので一応追記しておきます。
エンディングのラルクの独白ですが、シェルを吸血鬼にしたい、とラルクが思っていたというわけでは無いです。
少なくともシェルと共に過ごしていた間はそういった事は全く考えていなかった筈です。
むしろ、人であったならと願ったくらいですので(「Memories」 「CriminalMemory」 参照)。
彼女を喪った後、長い旅の間にふと考えてしまうかなと言う程度。
本編の流れでああいう描写にしてしまいましたが、自分も違和感を感じているので、その内台詞部分だけこっそり直すかもしれません(^_^;