「学校七不思議5」プレイありがとうございます。

大変お待たせしました。
4の公開が2007年2月なので、今回の続編公開まで8年近くも経ったなんてビックリです。
間に「小学校の花子さん2」とかも出してはいましたが。
でもね、今回は今年の夏辺りに、いい加減気合い入れないとヤバイ!このままじゃ完成出来ない!!と我ながら自覚して、Twitterのプロフィール画面に「七不思議5制作中」って書いて、自分を追い込んだりして、ようやくの完成です。
こう書いたおかげで、他の作品に手を伸ばそうとしては、まて、とにかくこっち完成させろ!と、集中できたので。
コレしてなかったら、きっと完成はまだ伸びていたと思う…。

今回の話の構想を考えていた時は、今は懐かしい「○ーラの泉」とか人気だったんですよね。
私はスピリチュアルなどの類は一切信じてないし、それを押しつけてくる人とかが苦手で、それが今回の話の元になりました。
超常を否定しているわけではなく、霊感とか第六感のような超感覚は、ある人はあるんだろうなと思ってます(自分は零感)。

主人公も榎基も本校とは全く関係ない、知識ゼロのスタッフクルーで行こうと考えてましたが、そうなると絵梨美加と絡みづらくなったので卒業生って事にしたのですが、それでもまだやり辛かったので、学校七不思議2の主人公の教え子って風にどんどんと後付け設定がw
2の主人公がカメラ趣味だったから、今回の主人公の部の顧問って丁度いいね☆なノリで(超適当)。
カメラの演出は、カメラを通して美加絵梨が見えたり見えなかったりする現象を当初から考えてました。
心霊写真が撮れたり撮れなかったりする理由として。
んで、途中から(怖くてやった事ないけど)「零」シリーズみたいにカメラのオンオフで霊が見えたりしたら面白いだろうな~とか考えたけど、面倒だし、ますますシナリオ複雑になるのは必至だったのでボツ。

最初に出来て、一番気に入ってるEDは『人殺し』。
今までと同じ怪談ばかりだとマンネリなので調理実習室の話を考えて、最初は「包丁が落ちてくる」って内容だったのだけど、このシチュなら「怪談と見せかけた殺人」ってルートが作れるな、そんじゃ骸骨の怪談を作ればその骨で被害者を殴った演出でいける…とか考えていったら今回から生物室の骸骨標本が登場しましたw
骸骨は「小学校の花子さん」の方にも出てるから、ホントは人体模型の方が良かったんだけど、写真素材が無かったので……(それだけ)。
何か、このEDが印象強かったのか真相と思われてる気がするのですが、trueルートはエンディングリストの一番上だよ!

それと、花子さんの、悲鳴の様に叫んで笑う登場シーンもお気に入り。
1や4では主人公の味方っぽくなってしまった彼女の、私がイメージする本来の姿を出せてとても楽しかったw
そう言えば、赤マントは知らんとよく言われますが、口裂け女はまだ覚えられてるよね?
ポマードってなに?とか思われてるんだろうか…。

しかし今回、思いつくままにルートを広げていったらエンディングがとても七つに収まらず、頭抱えたのも束の間、七つ以下に減るよりは増えた方が楽しくね?と開き直った結果、倍になりましたw
ので、やり甲斐はあるかなーと。
テキスト数はエラい事になりましたが(汗
なので今回はユーザーも攻略は大変に違いない、攻略ページ作るかなぁと思ってたら、公開直後にクリア報告を続々戴けましたw
皆さんすげーよ……。

『背後からの音』の怪談とかも、当初は分岐作ってたけど、ハイハイそこで振り向けば死ぬよね、ってもうバレバレなんだしこれ以上エンディング増やしてもしょうがねーと思って一本道。
元は、北校舎に行って美加か絵梨と会った時に後ろから音が…と言うシチュでした。

クリア後の恒例おまけシナリオですが、最初は修学旅行か体育祭の予定でした。
でも、本編のシナリオに結びつく展開が入れづらくてボツ。
借り物競走とか色々考えてたので、体育祭ネタはいつか外伝ででもやりたいな~。
あ、喫茶店ルートで、誘われた絵梨が意味ありげな沈黙をしたのは、のおまけシナリオからのネタです。
美加と親しくなる前に、「友達」と行きたがってたから、嬉しいんです。

今回収録した予告編の通り、6も出す予定です。てか、出します!
それがまた何年後になるかは分かりませんが、完結する7までは出して見せますとも。
今回の5も、文章がうまく浮かばず停滞することばかりでしたが、公開中止の選択は全く考えませんでしたから。
そしてこんなに古い作品の続きだけれど、それでも「待ってた!」と言って下さった方々、嬉しかったです。本当にありがとうございます。

それではまた、次の作品でお会いできます様に。

16/01/12 16/07/05  藍澤風樹