~カイルの小冒険その22~

「失礼を致しました。お怪我はございませんか?」

メイドが手を差し伸べて引き上げてくれました。
さっきの女の人はぷりぷりしながら留めてあった馬車にさっさと引っ込んでしまいました。
助けてくれたお礼を言うカイルの顔を、彼女は何故かじっと見つめています。
カイルがどきどきしていると、

「…妹も貴方の御手を煩わせてしまうと存じますが、その時はどうぞ、御力を御貸し下さいませ……」

意味深な囁きを残して、メイドさんも行ってしまいました。

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